「にんにくを食べたあとは、牛乳でにおい消し」とよくいわれるが、乳酸菌の効果は、においを吸収するのではなく、においのもとを断つ働きがある。
私か三〇代のころ、一日一.五キログラムの肉を食べ続ける実験をしたことは以前に述べた。そのときの自分の体臭や口臭、おならのにおいは、今思い返してもぞっとする。「これが私なのか」と思うようなにおいになっていくのだ。もちろん、肉を中心とし、ほとんど肉しか食べない文化もあるが、私は、肉食を続けて変わっていった自分のにおいに抵抗があった。やっぱり、「臭い」のだ。
臭いにおいは、肉類を食べすぎたために、たんぱく質や脂肪が消化・吸収されないままに大腸に達して、悪玉菌である大腸菌やウエルシュ菌のえさになってしまうことからおこっている。これらの悪玉菌が、たんぱく質やアミノ酸を腐敗させて、アミンやアンモニア、硫化水素などの有害物質をつくり、血液中に入り込んで全身を回ってにおいを発する。おならも、しかりだ。
